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2013-06-23

上方歌舞伎鑑賞会

 本日初日を迎えました、上方歌舞伎鑑賞会を見に行ってまいりました。
 まず、片岡我當さんのご挨拶。我當丈はユーモアを交えつつ、十三代目片岡仁左衛門の思い出、今回の演目新口村のみどころや演出で工夫した点などを語ってくださいました。あっと言う間に10分経ってしまいました(m´・ω・`)m
 そして、映画「歌舞伎役者 片岡仁左衛門」。今日は「若鮎の巻」。若鮎の会の若手役者たちに演技指導する十三代目のドキュメンタリー。十三代目はすごく指導に熱がこもっていて、ことばの一つ一つが本当に情熱的です! 上方歌舞伎の復興に私財を投じて尽力した方だというのは存じていましたが、門閥外出身の若手役者たちに自分の芸を伝えようと真剣に取り組む姿を実際に映像として見ると、改めて本当に素晴らしい方だったのだなと思いました。十三代目の偉大さ、その芸に対する姿勢の凄味みたいのを感じました。
 この映画の裏的な見所はやはり、若き日の我當さんや吉弥さんを見られるという点でしょうかww

 そしてお待ちかね、今月の松竹座、演目は「新口村」。大和八木の近くですね←豆知識
 正味、わたくしこの演目初見だったんですが。ホントによかった!!!
 我當さんの孫右衛門がすさまじいです! 子を思う親の気持ち、養父への義理、一つ一つの感情の表現がずば抜けていて、心に迫ってきます。私の拙い筆ではとてもお伝えしきれないくらいの凄さ!
 そして上村吉弥丈の梅川の美しさ。姿かたちが美しいというのもありますが(吉弥さん男前やし)、やはり所作の美しさが女形の美しさだと思うんですが、吉弥さんは本当に美しい。しかも梅川はなにかちょっとしたときの所作が愛らしくあどけない感じもあったりして、梅川ってばなんて魅力的な女性なんだ。
 片岡進之介さんの忠兵衛も悪くなかったんですが、上の二人が凄すぎて、もともと新口村ではちょっと出番少ないこともあって、ちょっと空気でしたw

 我當さんは、どうしても十五代仁左衛門さん主役の作品のやや脇の重要な役って感じの役が多くて、ミーハーな私はニザ様に目がいってしまいがちだったんですが、本当にすごい役者さんだ! って、今更ながらに感じております。
 ともかくすごくいい舞台です! なのに客入りがすごく悪かったので、残念です! なんでや! もっと宣伝打てばいいのに! 3階席とかもしかして、てか多分、大向うのお兄さんがたしかいなかったような・・・。
 そうそう、初日で日曜ということもあって、大向うさんの数が半端なかった。前見た歌舞伎が市川海老蔵の南座、つまり、大向うのいない歌舞伎、だったのでここぞ! という時に声がかかる、「そうそう、これが歌舞伎ですよ!」という納得感がありました(むしろ、ちょっと声かけすぎの感もあったくらいに…)。
 客入りは悪いが大向うは多い。一番…なんというか、なんとかしなければ! って思う感じの客の入りかたですよね・・・。
 二階席もスカスカやった…。4千円であの名演を見れるなら安いです! みなさまぜひ!
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theme : 歌舞伎
genre : 学問・文化・芸術

2013-06-19

第30回 文楽鑑賞教室

http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2013/2599.html?lan=j

 日高川入相花王
   渡し場の段

 解説 文楽へようこそ

 絵本太功記
   尼ヶ崎の段

 書こう書こうと思っているうちに時間が経ってしまい、気づいたら明日が最終日ですが、国立文楽劇場の文楽鑑賞教室に行ってまいりました。
 
 お客さんは大入りで、このところ、文楽に行くたびになかなかよく動員している傾向があるので嬉しい限りです。若手技芸員の方たちが解説をしてくださるのですが、みなさん真面目で、それはそれで好感が持てたのですが、もうちょっと砕けた語り口の方がとっつきやすいかなと思いました。三味線の方(お名前は忘れてしまいました)の語り口はなかなか面白かったです。

 日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)は文楽の有名な演目ですが今まで見たことがありませんで、あんなアグレッシブな演目とは思いませんでしたww
 道明寺物のあらすじはなんとなく知っていますが、清姫の口から語られる安珍との恋の顛末は聞いているだけで清姫が哀れで。
 もし自分が清姫の友達なら「そんな奴だって、結婚する前にわかって良かったんだよ」って言ってなぐさめるけど、実際、清姫の悲しさとか悔しさとか腹立たしさはよく分かります。
 川渡りの場面は本当に圧巻というか、すごいの一言。歌舞伎でも人形振りで演じられることがあるそうですが、これはお人形の方が感じが出るかなあ、と個人的には思いました。

 最近、近松の心中物を続けて見ていたので、このド派手さは新鮮に感じました。素直に面白いです。

 絵本太功記は私の時は義太夫が英大夫。文楽に疎い私でも名前を知っているくらいですから(昔、雑誌「大阪人」で特集されていた)、ものすごい人気でした。
 やはり、義太夫も味があるというか、渋みがあって良かったんですが、どうも私は武智光秀が出てくる演目が苦手で…。去年9月新橋演舞場での歌舞伎「時今也桔梗旗揚」でも吉右衛門さんの演技は最高に素晴らしかったのに途中で眠ってしまうという失態を犯しましたが、今回も英大夫は素晴らしいのに途中寝てしまうという…。どうも武智光秀の性格があんまり好きじゃないみたい‥・w
 そういえばこの9月新橋も武智光秀と道明寺物(京鹿子娘道成寺)でしたね。この二つは相性が良いのでしょうか?

 全体的に見てすごくコスパのよい興行だったと思います。

 あと、絵本太功記が終わったあとに、お客さんが「大当たり!」と言っていて、これは当たり役とかと同じ意味の「当たり」なんでしょうね。確かに英大夫は時代物が「大当たり」な感じがしました。今度文楽見に行って感動したら「大当たり!」って言ってみたい‥・。

 さて、4月南座の歌舞伎鑑賞教室、この6月の文楽鑑賞教室、そして来週には松竹座の歌舞伎鑑賞教室、来月は夏休み文楽特別公演。6月は大阪でスーパー能もありましたし(見たかった・・・)上方の古典芸能は、初心者にも楽しみやすい演目が続くいい季節ですねw

theme : 観劇
genre : 学問・文化・芸術

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Author:tsubana
大阪在住、社会人やってる隠れのオタです。最近歌舞伎にハマってます
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・桃井はるこ などなど

  
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